もぞりと私を支えている何かが動いた。 は…っ! 私、まだ引っ付いたままだった。 私を受け止めて下さった彼、速水くんがどうしたら良いのかと視線を泳がせているのがここからでも分かる。 は、早く離れないと…! 「ご、ごめんなさいっ」 慌てて彼から離れると、晴香ちゃんの隣まで後退った。 視線が私に集中している事を感じる。 その空気に居た堪れず、私は俯きました。