「うわああん、みんなが私をいじめるー!」


「つぅ、花子さん!」


「うぅ」


「花子さんをいじめる奴がいるなら、僕が助ける。そのいじめた子とも仲良く出来るようにするからっ。――だから、もうやめるんだ!」


「せん、せぃ……」


「もう悲しい思いなんかさせない。笑顔溢れるクラスの一員として、花子さんも笑っていよう!」


「う、うんっ」


「あのー、先生。さっき机が荒ぶったさいに、花子さんの机から、ノートが降ってきたんですけど」


「あ、私のノート!」


「「……」」


「きゃー、みんなが私を睨むよよよっ」