「冬月くん……」


「ああ、わたるんはん。そのまんま、授業続けてぇなぁ。眼鏡で教壇に立つやなんて、凛々しさに聡明知的混じって、はぁ、見惚れるわぁ」


「だからといって、目の前に立たないでください……」


「ええねぇ、眼鏡。大人な眼鏡で、サイズがちょいぶかぶかあたりがもう。ちょくちょく眼鏡の位置を直すわたるんはんの可愛さが、ああ、もーもーっ、いっそ、僕が眼鏡になりたい!」


「興奮し過ぎて支離滅裂ですよ」


「ふゆっきーばっかりズルーい!」
(`o´)


「阿行さんは僕の背中じゃなくて席についてください」