ネガティブになる思考は異常なほど回転が速く、どんどん嫌な考えが浮かんでくる。 小さくため息をつきながら、ローファを履き玄関を出た。 その時、視界の隅に知らない女の子と階段を下りてくるカレが見えた。 だけど、あたしは足を止めることをせず前を向いて歩き出した。 小さな決意と1つの我儘を胸に抱いて‥‥