kiss-choco

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「――――あー、目がちかちかしてきたぁ」


あたしはパソコンの画面から顔を逸らして、大きな伸びをした。

ふーっとでっかい溜め息をつく。


「休憩するか?」


プリントアウトした紙をチェックしていた片桐くんが顔を上げる。


「ん、少し休も。もう肩こっちゃって」


放課後。
球技大会で使うリストを作成しているあたし。

実行委員に不純な動機で立候補したとは言え、仕事はちゃんとするんだから。


球技大会まであと一週間。
面倒だった実行委員の仕事も、やってみるとそれなりにやる気も出てきてる。

あたしってば意外にデキる女だったのかもしんない、なんて。



さて。
相沢くんとはまーーったく進展ナシ。
むしろ、目が合えば睨みあげられるし、確実に避けられてるし、後退しているのかも……。


もうどうしたらいいのか分からない、泥沼ですよ、はは。


何も言えないあたしも、悪いんだ。
睨まれたら目を逸らしてしまうし、避けられたら離れてしまう。


どうした鈴奈!
あんたはそんなに弱気だった!?

なんて自分で自分を叱る毎日を過ごしてたら、あっという間に数週間。