倉庫の扉に2つの手錠をがっちりと掛け、紗希があたしに言った。
「ここはあたしが見張ってる。けど、こいつどうする? 先生、呼ぶ?」
「いい! そんな、大きな話にしたくない!」
相変わらず担がれたまま、あたしはぶんぶんと首を振った。
先生になんか言ったら、話がでっかくなっちゃうよ。噂になんかなっても困るし……。
「でも、このままにもしておけないし……。うーん」
「俺に考えがある。とりあえずはここで見張っててくれ」
「あ、うん。分かった。鈴奈をよろしくね」
相沢くんはそう言うと、ずんずんと歩きだした。
歩みと一緒にゆれる景色の中で、紗希が手を降っていた。
「ここはあたしが見張ってる。けど、こいつどうする? 先生、呼ぶ?」
「いい! そんな、大きな話にしたくない!」
相変わらず担がれたまま、あたしはぶんぶんと首を振った。
先生になんか言ったら、話がでっかくなっちゃうよ。噂になんかなっても困るし……。
「でも、このままにもしておけないし……。うーん」
「俺に考えがある。とりあえずはここで見張っててくれ」
「あ、うん。分かった。鈴奈をよろしくね」
相沢くんはそう言うと、ずんずんと歩きだした。
歩みと一緒にゆれる景色の中で、紗希が手を降っていた。



