「ヲタクとかキモいんだよ!」

「別に。つか、お前のほうがキモいよ。」

「2次元のくせに!」

そう。私水無月 歌羽藍(みなづき ううあ)。

「2次元のほうがらくだし。」

「私、授業さぼっから。じゃ、さいなら。」

本当は、授業受けなくちゃなんだけど、あのじょうたいじゃやばいっしょ。

「公園にでも行くか。」















「あれ。誰かいる。」

「どうもー。こんにちわ。授業サボったの?」

「そうでぇーす!」

「私もサボってきたぁー」

「何で?」

聞かれたけどいいたくない。

「私、ヲタクでさ、今いじめられてんの。」

「…私もだよ!」

「何でいじめられてたの?そっちは。」

「腐女子だから。」

「腐女子?ヒド!腐女子とかフツーじゃん!」

「そう思ってくれるの?」

「ウン。だって、ヲタクと、腐女子って似てるじゃん。」

「だよね!友達になろっ!」

「私、水無月 歌羽藍!よろしくね!」

「二ノ宮 渚です!よろしくー。」

「そういや、学校違うよね?」

「本当だ。制服ちがう。」

「これから、毎日ここで会わない?」