「すまない、思いのほか、話し込んでしまったようだ」

「ふーん…。兄貴が、早くして、だってさ。
全く、人使い荒すぎだって…」

すごく、綺麗な人…。

かなり、気が強そう…。

「私は、沖田真佑。よろしく、椿さん」

そうニッコリと笑って、こちらに手を差し出す…。

恐る恐る、手を重ねると引っ張り上げられた。

「すごい、あまり見たことない着物…。異国の人?」

「いや、出身は日本だ。だが…」

「まぁ、話は土方さん達の前でだね」