その言葉に彼は一瞬、顔をしかめたがすぐに表情を消した。 「名乗るのが遅れた。俺は斎藤一。新撰組三番組組長」 「私は、桐生椿だ」 沈黙になろうとしたとき、襖が音をたてて開けられた。 「斎藤君、遅い」 今度入ってきたのは、女の人。