かぐや姫と狼男



 こんな暗い気持ちの僕の前には知らない風景。


 ここ、どこ?


 えっ、ちょっと不気味なんだけど。


 こんな『 狼、やめる 』って言っても


 結局、狼な僕が言うのもどうかと思うけど。


 だったら狼じゃないけど、狼らしく


 闇には向かっていきましょうよ。


 僕はどんどん進む。


 自分自身に怖くないと嘘をつきながら。