ぱたぱたとたくさんの御一行が通り過ぎていく。五六人の団体が立て続けに、見せ付けるように前を通った。 美鈴はまだ来ない。 来ないのかな。 メールを飛ばすことにした。 そのメールも帰ってこない。 どうしたんだろう。 じっと待受を見つめていた。