『ち、近づかないでっ!!』

ドキドキ、収まって。

お願いだから。


結くんと普通に話したい。



そんな思いはあんな言葉なんかじゃ届く訳も無くて、



「あっそ」



と 今まで聞いたこともないような声を残して


私の部屋を出て行ってしまった。




…待って。待って。


違うよ、近づいて欲しいよ。


でも、私が私じゃないみたいで。


変にドキドキして、今まで通りに話せないのが悔しくて…。




って今はそんなこと、思ってる場合じゃない


誤解を解きに行かなきゃ!!!