「蘭ちゃーん、誰か来たのー?」 リビングから聞こえる、京夜くんの大きな声。 『うん、澤田くんが来たっ、部屋で遊ぶねー』 澤田くんを自分の部屋へと案内する。 それから他愛もない話しをして、澤田くんは帰って行った。 澤田くんはその日から毎日私の家に来てくれた。 正直、結くんのことを考えると澤田くんの前でも泣いたりしちゃったけど 澤田くんが慰めてくれたり 面白い話しや お菓子をくれるから 学校にもまた、行くようになったし、 少し、元気になれた。