「今日…で、学校に来るのも、最後なんだ」


なぁちゃんは、私をガバッと離して、目をまん丸に見開いていた。

「…………みこ、やっぱり行かないで。最後なんて言わないでよ」



行きたくないよ。

私も行きたくない。


「でも、行かなきゃ。
東京にはお母さんのお墓が合って…ごめんね、絶対戻って来るから!」



なぁちゃんは、今にも泣きそうだった。


「…絶対ね?また会って沢山話しようね!?
嘘ついたら針千本飲ませちゃうからっ」



なぁちゃんと友達になれて良かった。


なぁちゃんみたいな人、いないよ。