「あ、みこ…皆にはもう言ったのか?」 …最悪。 『どうして今言うの?』と聞きたくなってしまった。 「…お父さんっ…もう帰って…」 私は、お父さんの背中を押した。 「あ、じゃあ…さようならっ」 軽く皆にお辞儀をすると、私を人気のない廊下まで連れてきた。 「分かってると思うけど…今日で、最後だからな?明後日に行くから…」 私の頭の中は、思考停止状態になった。 あ、明後日…? いくらなんでも早すぎるよ!