───…へ?しょ、翔太くんの家!? 「あ、えっと暑いからさ、俺んちここから近いし」 あ、やだ…何考えてたんだろう。 恥ずかしい。 〝ありがとう〟 そう携帯に書いて笑みを浮かべる。 「行くぞっ」 一回離れた手がまた繋がれる。 私は、手を繋がれるのに慣れてきた。 これから、翔太くんの家に行くのか。 緊張するなぁ。