好きなキモチ。



無意識に出た言葉が、知らないうちに翔太くんを傷つけていた。

翔太くんは、中途半端に開けた冷蔵庫をバタンと閉めた。


私の目の前に立った翔太くんは、切なそうに私を見つめた。

そして、私の頬には少しだけ刺激がはしった。



「……っ!」


気がつけば翔太くんが私の頬を軽く叩いていた。



「あ、ごめっ…」

翔太くんは、すぐ私に謝ってきた。



……私、今どんな顔してるんだろう。