私は、翔太くんの家へとやってきた。 翔太くんの家は、一軒家で……一人暮らしには、少しだけ広い気がする。 「お邪魔します」 「荷物、そこに置いといていいよ」 「あ、うん」 「座っといて…今飲み物入れる」 何だろう。 さっきから違和感を感じて……座ろうにも座れなくて。 私は、とんでもないことを口にしてしまった。 「…みこ、座んね─「私、戻って来て良かったのかな」 「……は?」