「は!?あ、青柳何言ってんの!殴るよ?!」
なぁちゃんは、目を丸くして怒鳴った。
「診察、しないのか?」
「し、下着は着てていいでしょっ!」
「…邪魔」
下着を邪魔って、平気な顔で言ってる翔太くんが凄いと思う。
「な、尚っ!みこ!」
私達に助けを求めてくるなぁちゃんを、私は放っておけなかった。
すると、私より宮野くんが口を開いた。
「さすがに、医者でも…俺は、嫌かな。他の男に菜々香の裸を見せたくないし」
「だったら、診察でき─「しょ、翔太くんっ……下着は、うん。診察に邪魔なのは分かるけど、宮野くんもいるわけだしっ」」
私は、少しだけ控えめにお願いする。
「……みこも?…仕方ないから、服着たままでいいよ。でも下着は、外してもらう。これは、譲れない」

