聞いたときは、泣きそうになった。 『私のためっ?』 『医者は、青柳の中学からの夢。 みこの声を治したいって…。 その夢は、みこが声を取り戻してからも続いてたよ。 みこの声が、またいつどうなるか分からないじゃん?…だからだよ』 私のために、アナタは医者になったの? 私のために、その夢にしたの? 私は、アナタを傷つけたのに…っ ねぇ、翔太くんっ 私は、翔太くんのために何が出来ますか? 何をしたら、翔太くんのためになりますか?