かっこよくて、爽やかで、優しくて、人気者で… そんな翔太くんが何で私を?って思っちゃうのは、当たり前。 翔太くんの手から熱が伝わってくる。 …熱い。 胸の奥がジンジンする。 「着いたっ!」 私の腕から手を離して、両手を広げる翔太くん。 翔太くんの後ろには、永遠と青色が続く海があった。 綺麗っ! この島に越してから何回もここには来ているけど… やっぱり、いつ来ても変わらない風景だなぁ…。