「なんで樹理が謝るの??

あたしは大丈夫だから」


このときの咲良は強そうだった


「じゃあ俺が大学行くときこいつつれてこ!!

これ咲良にする」


この咲良のテディベアを東京に連れていく


「うん

そうして」


また咲良は照れていたみたい


やっぱり俺は咲良が好き

咲良の表情が変わるのがおもしろくて


咲良を喜ばせられるのも、笑わせられるのも、照れさせるのも全部俺でありたい


この先ずっと


咲良の笑顔も涙も独り占めしたい