「ほら、ここ見て」
言われるまま視線を移すと、リョウとは違った指名料金が載っている。
1時間10000円
2時間17000円
4時間25000円
8時間40000円
あたしはそれらの金額から目が離せない。
「早く俺も、こっちのランクに上がりたいよ」
「今のままでも充分じゃないの?」
「確かに最初は俺もそう思ったんだ。だけどさ、実際に仕事してると、いろいろ考えちゃて」
リョウの影のある横顔があたしを惹きつける。
「いろいろ、って?」
「お金もだけど、男の意地ってやつ? 他のホストに負けたくない!っていうか」
「うん。その気持ちは分かるよ!」
あたしはリョウの理解者になりたかった。
言われるまま視線を移すと、リョウとは違った指名料金が載っている。
1時間10000円
2時間17000円
4時間25000円
8時間40000円
あたしはそれらの金額から目が離せない。
「早く俺も、こっちのランクに上がりたいよ」
「今のままでも充分じゃないの?」
「確かに最初は俺もそう思ったんだ。だけどさ、実際に仕事してると、いろいろ考えちゃて」
リョウの影のある横顔があたしを惹きつける。
「いろいろ、って?」
「お金もだけど、男の意地ってやつ? 他のホストに負けたくない!っていうか」
「うん。その気持ちは分かるよ!」
あたしはリョウの理解者になりたかった。

