シャッと、カーテンが引き開けられ、ドレスを身にまとった笑顔の乃莉子が現れると、窓から差し込む日差しも手伝って、眩いばかりに輝いて見えた。
「私が自分の意見だけを押し通して、着るのを拒んでいたら、永遠にこのドレスの良さには、気づかなかったよ。
でも、キャスの言葉を受け入れて、このドレスを着てみてよかった。
このドレス、とっても気に入ったわ。すごく素敵。」
乃莉子は、本心からの笑顔で、キャスパトレイユを魅了する。
カーテンの奥に居る、着替えを手伝っていた侍女も『よくお似合いです』と、目を細めて頷いていた。
「私、これにするね。
このドレスで、結婚式に出る。
ふふっ・・・。
呆気なく決まっちゃった。
中々決まらなくて、大変だったのに。
どんなに難しいと思ってた事だって、自分の想い一つで、案外こんな風に簡単に変わったりするものなのかもね。
だからキャス、もう少し考えてみて。
悪魔は増えなくていいだなんて、淋しいこと言わないで。」
乃莉子は、キャスパトレイユへ静かに微笑んだ。
「私が自分の意見だけを押し通して、着るのを拒んでいたら、永遠にこのドレスの良さには、気づかなかったよ。
でも、キャスの言葉を受け入れて、このドレスを着てみてよかった。
このドレス、とっても気に入ったわ。すごく素敵。」
乃莉子は、本心からの笑顔で、キャスパトレイユを魅了する。
カーテンの奥に居る、着替えを手伝っていた侍女も『よくお似合いです』と、目を細めて頷いていた。
「私、これにするね。
このドレスで、結婚式に出る。
ふふっ・・・。
呆気なく決まっちゃった。
中々決まらなくて、大変だったのに。
どんなに難しいと思ってた事だって、自分の想い一つで、案外こんな風に簡単に変わったりするものなのかもね。
だからキャス、もう少し考えてみて。
悪魔は増えなくていいだなんて、淋しいこと言わないで。」
乃莉子は、キャスパトレイユへ静かに微笑んだ。


