「これ、今日渡そうと思った手紙なんだ。読んでくれる?」

「うん」

蒼から渡された手紙。
綺麗な字で
『親愛なる君へ』
と書いてあった。

開けて見ると


関田絆へ

絆と呼んだら、いつも近くに居てくれて、優しく笑ってくれる絆が、うちは、大好きです。
俊と付き合う事になって、泣きながら電話した時に、絆は、何故か泣きながら喜んでくれた。
すごく、嬉しかった
俊と何かあると、1番に話したくなったのは、絆です。
絆は、恋人とか居ないのに、そぉーか!!と言う答えを出してくれた。
本当に、ありがとう。
うちは、絆と出会えただけで、すごく幸せです。
これからも、頼りないうちを支えてください。

笹倉蒼


読み終わった後、すごく泣いた。

本音を0:00まで語った後、二人で一緒の布団で寝た。