わかってるさ、お茶だろう?


 「かっわいいねぇ」

 「ぶつかった詫びに遊ぼうよ」

 「いーねいーねぇ!」

 「ふっざけんじゃな」

 言い返そうとして止めて、そっと背後の文を見てしまった。

 怒るだろうか、助けてくれるだろうか。

 盗み見た文はやはり無表情。

 ジッと真弓を見ていた。