わかってるさ、お茶だろう?


 「て、てめぇふざけんなよ!」

 髪を切られた茶髪が吠えるも文は動じず真弓を見下ろしていた。

 「ゆるさない」

 左腕を軽く上下に振れば、鉈に変形した。


「な、なんだよ。お前それ」「ちょ、やべぇって!」「ま、まじかよ!」

 人間業とは思えない、体を武器化した文に男達は情けなく一目散に山を駆け下りて行った。