ある程度走ると、急にくまは止まりいま走ってきた場所を戻っていく。


「あぶね~食われるところだった」


ん…何でくま戻ったんだ?


俺はいま自分のいる場所を確認する。


「つ…つり橋……」


しかもそのつり橋は所々穴が空き、今にも崩れそうだった。


「ヤバい……これは落ちるフラグ立ってないか……閻魔に電話しよう。うん。それがいい」


ポケットから通信機を出し、閻魔に連絡をかける。




トゥルルルル




トゥルルルル





「出ねぇ!!」