なーんて言われて、
マジであのハゲ先、
殴りたかった。



おずおずと立ち上がりながら、
ちらっと夏希ちゃんに助けを求めると



我関せずというように
プイッとそっぽを向いてる。



だけどその口元が
わずかに緩んでいて、
笑ってることがわかった。



……コンニャロ…。



困っていると、隣の仙道君が立ち上がった。



それぞれの視線が、
一気に仙道君に注がれる。