そう言いながらがちゃっと開ける。



そこには
顔を真っ赤にさせた
恋那が倒れていた。



「恋那!?」



「うぅ……光弥……?」



俺は恋那を抱き上げて、
ベッドに運んだ。



……こんな熱を出してまで、
無理してたのかよ?



「お前……。
無理すんなよ。
心配すんだろ?」



「う゛……。
ご、ごめんね……」