「……はっ…アホだな、俺……」 自分で選んだ道じゃん。 これで俺だって幸せだって思ったんだろ? ーーーーーじゃあ、良いじゃんかよ。 だけど。 真っ暗闇に、放り込まれたようだった。 右も左も、わからない。 どうしたらいい? 一体、俺はーーーーーーー。 「大丈夫ですか?」 ふっと病んだ、雨。 高く澄んだ声。 ーーーーー誰?