光弥はふっと笑ってから 私の頭を撫でて、お母さんたちに向き直った。 至って真剣な光弥の顔。 きりっと精悍な表情に 惚れ惚れしてしまう。 「……実は、俺、恋那と付き合ってます。 ……本気なんで」 _________ 涙が、出るんじゃないかって。 好きな人と付き合えただけで ものすごい奇跡なのに。 しかも、こんなイケメンと。