何だ、と思いながら、リビングに居た俺は、その窓から外を伺った。



そして、そこから出てきたのは。



「は!?」



恋那と、誰だか知らんが、見たこともない男。



思わず声が出てしまうくらいに驚いた俺は、衝動的に椅子から立ち上がった。



恋那はその男に、照れたように笑いながら手を振っていた。



は?
え、何。
誰、その男。