私が更衣室に入ると、千夏と夏希が居た。 「うちらも手伝いに来たよ~」 「二人とも……、ありがとうっ」 そう言うと、千夏はメイク。夏希はヘアアレンジをやってくれた。 「う……わぁ…っ」 十分後、鏡に映る私はまるで別人。 いつもよりも大人っぽくメイクされた目元は、パールホワイトでキラキラしていて。 うすい桃色のグロスで、唇はぷるんっとしている。