結婚は、女の子の幸せの終着点。


テレビとかで見たりして、いつかは結婚したいなあとは思ってたけど。


それは憧れとか、その程度で。
まさか。


まさか、自分がそれに直面するだなんて。


思っても見なかった。


「んだよ……嫌か?」


不機嫌そうに秋夜にそう言われて、ブンブンと首を振る。


「嬉しい……です」