「……もう一度、お友達になりたい……」 そう言うと、夏希ちゃんが、ぎゅっと抱き締めてくれて。 「当たり前でしょ」 といってくれた。 夏希ちゃんの胸当て中から抜け出して、見えた夏希ちゃんの目元には、うっすらと涙が浮かんでいた。 良かった……。 もう、離さないからね、夏希ちゃんーーーー。 「恋那!勝手に抜けるな!」 仕事があるという夏希ちゃんと別れて、レストランに戻ると、光弥が怒っていた。