しばらく真剣にきいていた恋那は、時折寂しそうにしてーーーーーそれから。 西山とのキスの事を話すと、急に立ち上がった。 その顔は真っ青で、唇は僅かにふるえていた。 「……かなきゃ…」 「は?」 「行かなきゃ……私、行かなきゃっ」 そう呟くと、走り出した恋那。 え、ちょい……!? なんでやねん!?