もう一度、触れたくて……。



「社長代理」



そう俺を呼ぶ声に、俺は目だけを向けた。



「ジョッシュ……」



「いや。違いますから。ジョセフですから。止めてくださいよ、勝手に名前変えるの」



ジョセフは深いため息をついたあとで、俺を見据える。



「社長が最近上の空なのは、日本の女の子……レンナさんが関係してるんですか」