やがて全ての授業が終わり、
外に出ると門の所ですごい女の子の群れ。



その中心には、光弥が居た。



高校の頃からちょっとだけ
王子気質だった光弥は
ニコニコと笑顔を張り付けている。



わかってる。
本当の笑顔じゃないって。



だけど……ムカつく。
嫉妬してるんだ。



私に気付いた光弥が
手を振ってくる。