「恋那……」 「にゃっ!?秋夜!?」 秋夜が、ふわりと後ろから私を抱き締めるものだから、思わず変な声が出てしまった。 だって、普段はこんなこと絶対しないから。 秋夜の香水の匂いが鼻をくすぐってくる。胸の真下にある腕が気になってしょうがない。 「俺と居るときくらい、他のこと……考えるの、無しね」 「う……ん!?ちょ、秋夜っ」