休憩室で待っている光弥に、お茶をお出しするのが私の初めての役目。 訳もなく震える手で、そっとお茶を持っていく。 「失礼します……」 そこには、やっぱり光弥が居て、じっとこっちを見ていた。 その視線を感じながら、お茶を机に置くと、ガシッと手首を掴まれて。 ビクッと反応する体と、絡み合う視線。 「……恋那、元気だったか?」 「う、うん……」 「仙道と付き合ってるの?」 「うん……」