恋というものの存在に。
愛すという行為に。



ーーーーーー俺のこの、胸の高鳴りに。



だけどやっぱり、俺が今まで適当に生きてきたからなのか。



叶わない恋だった。



だってソイツ……椎名には、彼氏という最上で最愛のパートナーが居たのだから。



それにそいつときたら、容姿端麗、成績優秀というまるで非の打ち所もない奴で。