健人さんは笑いながら頷くと、ごそごそと何かを取り出した。 それは、キラキラと光るネックレスで。 健人さんは微笑みながら、それを千夏の首もとにつけてあげた。 そのネックレスは、細く白い千夏の首に、よく映えていて、すごく綺麗で。 ……いつしか、千夏の涙も止まっていたんだ。 「千夏……もうすぐ、誕生日でしょ?姉さんと一緒に選んでたんだ。……ごめん、誤解させて」