私達は初めて大学をサボって、近くのカフェまで来ていた。 その頃にはもう、少し落ち着いたのか、千夏は苦笑いを浮かべた。 「……ごめん、ちょっと取り乱した」 ーーーー強いね。千夏は、強いよ。 あんだけ取り乱してたってことは、それだけ辛かったんでしょ?悲しかったんでしょ? 私だったら、笑ってなんかられないよ……。