強く掴まれたまま、外へと連れていかれた。 「光弥……どこいくの?」 「外」 素っ気なくそう答えた光弥はまた更に歩幅を大きくする。 外……って、もう、ここ外だし。 「恋那」 「ん?」 「俺から……離れんなよ?」