隣には、すやすやと寝息を立てている仙道君。 少しだけ髪が伸びていて、大人っぽくなって、拍車をかけてかっこよくもなっていた。 ふと、仙道君が目を開けて、ゆらっと起き上がった。 「ん……。あれ、俺、寝てた?」 「うん。ぐっすり。可愛かった」 そう言うと、相変わらずの無表情で私を見たあとで、プイッと顔を背けた。