それが嬉しくて、私も顔を綻ばせた。 ケーキを残らず食べ終えた光弥は、食器をシンクに持っていった。 ……やっぱり、忘れてるよね……。 でも、ケーキ喜んでくれたから、良いかなって思いながら、どんどん時間が経っていった。 やがてもう空も真っ暗に染まり終えた時刻。 ……そろそろ、夕飯作ろうかな。