そう思いながら、夏希ちゃんを見上げると、夏希ちゃんは照れたように目を逸らす。 「あんまし、見ないで。……恋那が思ってる通り、義也と付き合ってるよ」 そう言う夏希ちゃんはすっごく可愛くて。 何だか微笑ましいなあ、なんて思ったりもした。 20分程で、目的地……千夏のアパートへと到着した私達。 クリーム色のアパートは、新築らしく、すごく綺麗だった。