「…まいっか」と呟き、あくびをしながらゆっくり部屋から出て階段を降りる。

そしてリビングに入ると…

「……………………。」

鷹司の言った通り、仁王立ちしている鬼のお面のようなかおをしている人が…。

「結羽~~……!!!!!!!」

お母さんは菜箸を持ち、顔をひきつらせながら怒鳴る。

「な…なに?お母さん。おはよう…………」

固まったまま挨拶。

お母さんは怒りを抑えつつ、長いため息をついた。

「結羽……。あんた昨日母さんに何時に起きるって言った?」

(え……)

「…7時…半……………」

ボソボソと呟く私を細目で見ながらお母さんは言う。

「さて…今はいったい何時何分でしょう?」

嫌な予感がしながらも時計のある方に顔を向ける。