ただひとつ。Side Story





「……氷持ってくる。」



ふらつく足元に力を入れて、俺はのらりくらりと部屋の外へと向かった。






「♪~♪♪~♪っと。」




何だか妙に気分がいい。



程よく酔いが回っているのか…


気持ちがフワフワしていた。


陽気に歌なんて歌っている自分がかわいいとすら思えてきた。




そんな絶好調の寝起きのまま……



グラスに氷を入れると、


いそいそと部屋への階段を急いだ。